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10. 親子の愛情、過信は禁物!?

2013年10月25日

こないだの子育てワークショップで出た話です。

親子なら愛し合っていて当たり前だし、

子どもは親の愛情を分かっているはず、

と親はふつう思うけど、当の子どもにとってみれば

意外と親の愛情を感じてはいないかも……

というドキリとするお話です。

 

特に反抗期に入っていたら、親もカリカリするし、

口調や言葉、表情も強くきつくなるでしょ。

しょっちゅう親にそんな風に接せられてたら、

子どもは親の愛情を頭では理解していても、

なかなか心では感じられないかもしれない……。

 

「本当はぼくのことなんて、どうでもいいんだ。

親なんかウザい」なんてね。

 

アメリカのロングセラーの子育て本

The 5 Love Languages of Children 

(邦題『子どもに愛が伝わる5つの方法』)

に書いてあったのですが、

子どもの心には「愛情タンク」があります。

 

それが無条件の愛情で満たされていれば、

子どもは安心でき、それをエネルギーにして

頑張って生きていけます。

 

でも満たされていなければ、エネルギー不足で

気持ちが不安定になり、十分に能力を伸ばせません。

それにこのタンクは放っておくとすぐ空っぽになるので

しょっちゅう愛情をがないとダメなんです。

 

で、最初に書いた、子どもはもしかしたら

親の愛情を感じてないかも……

というのは、親は愛情を注いでるつもりでも、

子どもの愛情タンクは空っぽじゃないか?

ということです。

 

だから、親はしっかり子どもが

愛情を感じているかどうかを

ときどき確認したほうがいいと思います。

 

大事なのは、「親が愛情を注ぐ」ことだけじゃなく、

「子どもがちゃんとその愛情を

シッカリと、感じている」こと。

むしろ、後者のほうが大事かもしれないですね。

 

具体的にどうすれば子どもに愛情が伝わるか。

前述の本には5つの愛情表現を提案しています。

認める言葉をかける、スキンシップをとる、

親子の時間を作る、プレゼントを贈る、尽くす です。

 

まあどれを使うかは、状況や子どもの年齢、

親や子の性格や好みなどによって変わるのでしょうが、

いずれにしても、何らかの方法で愛情を示すことは、

子どもの存在を認め、

親の心や家族の中にその子の居場所があるということ。

「居場所がある」というのは

ものすごく重要だと思います。

 

そういう意味では、私は、

西洋のスキンシップの習慣はいいなあと思います。

あいさつ代わりにハグしますもんね。

おはよう、行ってらっしゃい、お帰り、お休み……

ホームステイしているとき、あいさつのたびに、

ホストファミリーは夫婦や親子で

ハグして軽くチュッとしていました。

 

そうやってお互いの存在を認めあい、

居場所があることを示し合っているんですよね。

 

子どもがどうにも反抗して手に負えないときは

ひょっとしたら愛情タンクが空っぽで、

ヒビが入ってるのかも(・_・;)

 

そんな風に想像したら、

自然にムギューしてあげたくなりません?

ムギューが照れくさいならハグでもOK

(ってほとんど同じか(^_^;))

 

くすぐり合いとか、少しあらっぽい

スキンシップでもいいかもね。

ハイタッチも手軽でやりやすいです。

 

私はスキンシップをとるたび、

これでタンクの愛情はどれくらい増えたかな?

なんて想像する癖がつきました(^_^;)

 

もちろん、スキンシップに限らず別の方法で

愛情を伝えるのもアリです。

 

ただし、愛情には何の条件もつけないことが大前提。

(これについてはまた後日)

愛情表現、いろいろ試してみるといいかも!

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