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1. HP開設に込めた思い

2013年8月20日

「いじめの加害者を作らない子育てを目指す」と

はっきりと文にしたのは、ほんの数か月前のことです。

それまでは、そんなことは大それた気持ちで、

自分が言うなんておこがましいと思い、

人前ではとても言えませんでした。

 

最初からはっきりとそういうビジョンを

持っていたわけではありません。

わが子の成長とともに友達関係も気になりはじめ、

ママ友からは子ども同士のトラブルの話を聞き、

なんとなくイジメが身近に

感じられるようになってきました。

 

そんなとき、あの大津市のいじめによる悲しい事件が起こり、

TVで大々的に報道されたのです。

 

いじめ問題はそれまでも報道されていたはずですが、

なぜかこのニュースは、それまでと違った衝撃がありました。

息子の年齢が近いからでしょうか。

当時繰り返し報道されたむごい内容に、

胸がつぶれる思いでした。

 

実は私も、中学のころはイヤな思い出しか残っていません。

仲間外れになって辛い2年間を送りました。

身体への暴力はありませんでしたが、

孤独の辛さに死にたいと思ったことがありました。

 

『無視されるだけでもあんなに辛かったのに、

この生徒はどれほど苦しかっただろう』 

『毎朝、どんな気持ちで家を出たのだろう』 

『暴力を受けているとき、罵倒されているとき、

何を思っただろう』

そして両親は……。

どんなに子どもを救ってやりたくても叶わない場合もある。

そう思うと涙が止まりませんでした。

いじめのない社会を作りたい、とそのとき本気で思いました。

 

学校や行政ではそれなりに対策を取り始めています。

家庭では何ができるでしょう……?

 

いじめは加害者がいなければ起きません。

じゃあ加害者を作らないためにいは

どんなふうに子育てをすればいいのでしょう。

 

そのような疑問を抱いてからは、

「いじめの加害者を作らない子育て」という視点を持って

活動するようになりました。

まだアクションを起こし始めたばかりですが、

いじめが減って子どもが安心して

学校に通える社会になるよう、

少しでもお手伝いができたらと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

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